齋藤孝先生の「大人のための読書の全技術」を読んでいます。
頭を鍛える方法
読書は、すべての学問の基本であり、前頭葉を鍛え、知識や意識のキャパシティを大きくさせ、自分を変えていくための重要な手段。
「頭が働いていない人」のほとんどは、読書不足が原因であることを説いています。
また、本の中で先生は「思考力」について次のように書かれています。
読書でしか手に入れられない決定的なものがあります。それは、社会を生き抜くための「思考力」です。
<中略>
テレビやインターネットを見るのに特別なトレーニングは、まったく必要ありません。実に楽な作業ですが、その反面、その情報を自分のものにするというプロセスが欠落しています。
(出展:大人のための読書の全技術 著:斎藤孝)
確かに、そのとき必要になった情報や、気になっている情報をWEBで調べ、解決するためにインターネットは非常に有用で欠かせないものです。
一方、「必要な部分の単語のかたまり」をぱっぱと流し読みし、主語述語を含めた1つの文章としては読まなかったり、段落や起承転結の流れは追わず、なんとなく納得している部分もあると思います。
テレビは映像があるため頭を働かせようとする意識はあまり無いですし、WEB記事を読むときに集中して読み込むことも少ないと思います。
その反面、読書の効果については、次のように書かれています。
それに対して、読書では思考力が鍛えられます。文字を追い、頭の中でその意味を咀嚼し、さらに自分の中へ変換していくプロセスが求められます。そのため、集中し続ける必要がありますし、頭の中はフル回転します。
(出展:大人のための読書の全技術 著:斎藤孝)
私事ですが、忙しくなり本から離れる時期が続くと、仕事で文章を読んだときに「あれっ?全然あたまに入ってこない・・・」となることがありました。
会話のやり取りでもポイントがずれたり、ワンテンポ遅れることがあったりします。
読書は、頭の中で理解して落とし込むというプロセスの練習に最適なんですね。
★ポイント
・流し読みをせず、集中して読書すること
・文字を追い、頭の中で意味を咀嚼し、理解しようとすること
・そのような意識をもって読書するトレーニングを行う(負荷をかける)こと
★効果
・集中することで頭の中がフル回転し、思考力が得られる
・情報が一時的に流れるのではなく、知識として自分のものになる
・読書によって優れた人の思考をなぞることができる
私は齋藤先生の本にであうことで、読書をするようになりました。
これからも、この本に立ち返りつつ、いろいろな本を読んでいきたいと思っています(*'▽')。